ぜひご一考を!

2003年12月21日
きのう地元で行われた西武の大島裕行の野球教室に行ってきました。寒くて野球なんてやれる状態ではないにもかかわらず、多くの少年たちが参加していました。

もちろん一人では見きれないので、大島だけでなく他の選手も来ていました。その選手は真山龍とトモキ。彼らも楽しそうに教えたり、子供たちとじゃれあっていました。

でも、問題があるのです。
地元でもなく、一軍での出場もない彼らを知っている子供たちはほとんど皆無。大きな体をした野球のうまいそのへんのあんちゃんとしか子供たちは思わなかったはずです。
だって、全員スポーツメーカーのトレーニングウエアだったんですから。

僕が初めてプロの選手と会ったのは近くのニチイに来た巨人の中畑清でした。テレビで見る選手が目の前にいることでとても感激した覚えがあります。

その少し後、西武のレギュラー選手とも会ったのですが、そのときはあまりよく知らないこともあって感激はそれほどでもありませんでした。

でも、それを機にその選手に興味を持ち、パ・リーグの試合を観るようになりました。自然に他の選手も覚えました。

地元出身の大島は別にして子供が知っている西武の選手といえば、松坂大輔やアレックス・カブレラぐらいのものでしょう。一軍の選手でも知らないのに、二軍の選手が来ても誰かわかるはずもありません。

だからいいたいのです。
野球教室のときぐらいユニホームや球団のジャンパーを着て参加するべきだ、と。

ポストシーズンの取り決めで、ロゴマーク入りのものは着れないのかもしれません。でも、ユニホームを着ているだけで、子供たちは「本物」を実感できるはずです。そのへんのあんちゃんではなく、‘プロ野球の選手’であることを実感することこそが、子供たちにとっては一番なのです。

名前や顔は覚えられなくても、背番号なら簡単に覚えられるでしょう。その子供たちが球場に足を運べば、「僕が教えてもらった○番の人だ!」と自然に探すでしょうし、応援もするでしょう。でも、現状ではそれができないのです。

野球人気低下、野球人口減少を嘆いてばかりいても始まりません。ただ野球教室を開けばいいというものでもありません。帰り際、サインを頼まれた真山は「一人にするとみんなにしなくちゃいけないので…」といって断っていました。寒いし、早く帰りたかったのかもしれませんが、そこはプロ。3人で手分けして全員にサインをプレゼントするぐらいしてもよかったのではないでしょうか。

プロなのですから、もっと子供たちの記憶に残る演出をしてもらいたい。ほんの少しのことで、子供の心はガラっと変わるのですから。

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