もう、やめたら?

2003年11月22日
一生懸命やっている選手には申し訳ないのだが、つまらない。本当につまらない。明治神宮大会のことである(高校の部)。

対戦カードに惹かれていつも球場に足を運ぶのだが、期待通りの試合になることはめったにない。ほとんどが練習試合のように淡々と進んでいく。今大会も好ゲームといえるのは鵡川対済美(これは素晴らしかった)、愛工大名電対大阪桐蔭ぐらいのものだ。

東北がわずか2安打でコールド負けを喫したのをはじめ、序盤数イニングで勝敗が決するようなものばかり。選手をつれて観戦に来ていたある監督は「今日は何の収穫もなかったな」と言うほどだった。

寒い11月にこんな大会をして何の意味があるのか?
北海道はこの時期はもう雪が降っている。練習もままならないのに、いきなり試合なんて無理がある。それに、優勝して与えられる「神宮大会枠」。他校のために優勝してやろうなんていうお人よしがどこにいるのだろうか。ある監督は「ウチが優勝してT高校が甲子園に出るぐらいなら負けるね」と言っていた。あくまで甲子園が目標の選手たちにとって、神宮でのプレーは何の意味があるのだろうか。今年からスカイAでの中継も始まり、来年センバツで戦う学校にいい研究材料を提供することにもなってしまった。

どうせやるのなら、センバツ当落線上の学校を集めるとか、21世紀枠の候補校を集めるとかしたほうがよいのではないか。毎年毎年不透明な選考が問題になるセンバツなのだから、はっきりと「神宮で勝てば甲子園に出られますよ」と言えば、わかりやすくてよいではないか。甲子園がかかれば練習試合のような凡戦も減るだろう。

定着しつつある、という声もあるだろう。だが、本当にこのままでいいのか。この大会の意図がまったく見えない以上、なんとかしてもらいたい。

高野連のおえらいさん方、ダルビッシュに厳重注意なんてしてるヒマがあるなら、もっと別のことを考えてください。お願いします。

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